「Re:ゼロから始める異世界生活」の短編集を読み終わったので、その感想。
まず、スバルとエミリアが仲良くしてるところが微笑ましくて、アニメの現在の絶縁状態を思い出して胸が締め付けられる。そのエミリアは「すごーく」の台詞が可愛い。
それから、レムの熱いスバル愛が、随所に盛り込まれていて可愛い。
アニメでは一々詰め込めないスバルへの思いが、台詞のちょっとしたところに見つけられて、「なんだ、このメイド……最高に可愛いじゃねえかッ!!」ってなる。
ラムは逆に平常運転というか、相変わらずの毒舌が冴えわたってて良かった。アニメでもまた、スバルとの軽快なやりとりが見たい。
そして、最後にプリシラもメインの話があったけど、その覇王っぷりと死角のなさに震えた。
作品の謳い文句に「エミリアが、レムがラムが、プリシラが3倍好きになる」ってあったんだけど、僕の場合は、
- E・M・T(エミリアたん、マジ天使)⇒エミリアを3倍好きになった
- レムりん可愛いよ、レムりん ⇒レムを5倍好きになった
- ラムのロズワール愛に笑った ⇒ラムを3倍好きになった
- プリシラ様、マジ最強じゃね? ⇒プリシラに畏怖を覚えた
って感じだった。
詳しくは本文で!(ここからはネタバレとかもあるから注意!)
レムりんがな、可愛過ぎてな
読み終わったあとに、思わずイラストにしてしまった!!
この子、なんなの? 台詞のちょっとしたところに思わせぶりなこと入れてくるとか、これで靡かない男とかいるの? いるならちょっと顔が見てみたいわ(白目
上でも書いたけど、アニメだと描けない部分というか、会話中に一々レムがスバルへの思いを語ってたら話のテンポが悪くなるから、アニメでは言ってないだけ。
だから、短編集を読んだとき、アニメ以上に饒舌でデレてるレムにちょっとびっくりした。
僕もこんなメイドさんに慕われたい
で、改めて好き好きアタックをかけるレムを前に、朴念仁でいられるスバルに殺意が湧いた。
その親愛表現は素直に嬉しいが、微妙に戸惑っているのもスバルの男心。
これがモテ期をしらない男子の、悲しい性だとは周りも本人も気づいていない。(位置No.225)
微妙に戸惑う……だと?
こんなカワイイメイドさんからアタックされて、微妙に戸惑うとかおかしいだろ!
絶対好きになるだろ! たとえ、意中の思い人がいたとしても、こっちも好きになっちゃうだろ!
それが男の悲しい性じゃないの!?
腹が立ったから、スバルには服を着せずに描いてやった。イラストの内容は僕が勝手に脚色しているから、原作でのやり取りはちょっと違う。念のため。
でも、レムがそうやって好き好きやってる姿が、たまらく可愛い!
そんなレムがアニメの前半では、スバルをぶっ殺してたなんて思えない。
もうメインヒロインから(仮)を外すしかない。ヒロイン力がダントツで高すぎる。
エミリアは物語上、スバルと離れ離れになってるからヒロイン力を発揮することができないし、その間にレムはめきめきと頭角を現すしで、現在は独走状態。
でも、この短編集ではエミリアも可愛いところがたくさん詰まってる。
そして、エミリアの長所も。改めて、エミリアの良さを再確認できる内容になってるから、読んでいて楽しい。あとエミリアの「すごーく」の台詞がかなり良い。
スバルとの掛け合いも距離の近さを感じさせるから見ていてほっこりする……が、それと同時に現状の絶縁状態を思い出して心が痛む。
しかも、アニメではエミリアも何度も死んじゃってるし……とそのことを思い出してさらに胸が締め付けられた。
早く明るい未来を見せてください。スバル君が何でもしますから。
プリシラ様の前日譚
あとプリシラの前日譚が一つのお話と描かれているから、プリシラ大好きな僕としてはかなり嬉しかった。
その中では、謎に包まれていたプリシラの騎士のアルデバランのことも色々語られてる。
そのアルデバランだけど、実はこれを読むまで隻腕だと気づかなかった!!
マントに隠れていたからかもしれないけど、原作未読でアニメが初見の人は結構気づかなかったんじゃないかなと(もしかして、僕が鈍かっただけか?)
そして、アルデバランの出自とかも少し知れたけど、一番気になったのがアルデバランの隠し玉の正体とその目的なんだよね!
作中で戦闘が起こったけど、一体何が起こったのかよくわからない。「星が悪かったのさ……」の意味するところもわからないし、殺されたはずが生きてるしで、もうなにがなんだが。
でも、一つはっきりしてるのは強いってこと。しかも、その正体が未だはっきりしていないとこも底が見えなくて強者に見える。
あと作中で最も同意できたのが、以下のアルデバランの台詞。
ジジイとエロ可愛い美少女なら美少女を選ぶ。誰だってそうする。俺もそうする。(位置No.3029)
領主のジジイと騎士として仕えるプリシラを比べての発言で、全く持って同意しかない。僕もそうする。
で、そのプリシラだけど、今までに7回も夫に死別されてる「血染めの花嫁」だった件。
プリシラ様、バツ7とか豪胆すぎるわ……でも、これもなんか裏がありそうで気になる。自分でぶっ殺したとかだったら笑うけど。
そして、プリシラの強さの片鱗はこの短編集でも現れてる。
自分が斬ったものだけを燃やす陽剣って、めちゃくちゃかっこいいじゃん!!
しかもなんか異次元から手元に出現させるから、持ち運ぶ手間もない。
つまり、アニメでチンピラに絡まれてたときも、スバルが来なかったからチンピラのトンチンカンは消し炭になっていたということですね、ええ。
よかったな、トンチンカン。お前らこそスバルに感謝した方がいい。
あとスバルも消し炭でバッドエンドを迎えなくてよかったな。
で、この前日譚を読んで、その手際よさとか、強さとか、死角が見当たらないプリシラに畏怖を覚えた。やべえわ、プリシラ様。
さらに、プリシラ様にはショタ執事がいることを知って絶望した。
あの母性溢れる胸に抱かれるショタ執事とか……
なにその羨ましいポジション(位置No.3022)
ここでもまたアルデバランに共感した。彼とはぜひ友達になりたい。
次の短編集も先に読みたい!(まとめ)
以上が、僕の短編集を読んだ感想。
簡単にまとめると、先に読んでよかった!! かなり面白かったし、和気藹々としてたのがよりグッド。
アニメでは殺伐としまくってるから余計にね。気になった方はぜひ読んでもらいたい。
スバルとラム、ベア子の掛け合いもあるから楽しいよ。
他の電子書籍サイトでも読めるので、kindleがない人はこちらをどうぞ。(トップ画面の検索で「Re:ゼロから始める異世界生活」と入力)
それから、この短編集が面白すぎたから、続編も本編より先に読みたい気持ちが強い。
―これはナツキ・スバルが、彼女たちと過ごした平穏な日々の物語。
ロズワール邸を発端とした魔獣騒動が一段落し、屋敷と村に平和な時間が訪れていた。そんななんでもない穏やかな時間は、しかし他でもないスバルの思いつきやエミリアたちの事情によって、騒がしくも賑やかに塗り潰される。
エミリアの弱点克服に挑む『E・M・Tにラブソングを』。スバルとラムが望まぬピクニックに出かける『ラム・イズ・オーダー』。屋敷を襲った突然の寒波に便乗して遊び回る『冷たいのがお好き』など、WEB未掲載の短編集第二弾!
本編の殺伐とした空気をこれを中和したいのかもしれない。
仮に、こちらを先に読むことがあったら、また感想を書きたい。