前回、トドの伝手からオルクス商会に、宇宙までの道案内を頼むことができた鉄華団。
今回はそのオルクスとの話し合いの場面から始まります。
代表自ら出向いてきてもこの不敵な笑みを浮かべられるオルガ。本当に頼りになります!
そして、オルクスは「商売というのは信用が売り物だ」と言っておきながら、早速ギャラルホルン火星支部のコーラルに連絡を入れ、クーデリアの情報を売ります。
オルクスのいう信用とは一体何を指し示すのか。
恋の三角関係!なお三日月は気づかない模様
出発を翌日に控えているクーデリアは緊張からか眠りにつけずにいました。
そして、外の空気を吸いに行ったとき、見張り台に三日月の姿を見つけそこへ向かいます。
薄着だったクーデリアに対して、黙って毛布を渡す三日月。
さらに、クーデリアの緊張を察して「オルガは一度請け負った仕事は必ずやり遂げる。だから、俺もアンタを絶対地球まで送り届ける」と声をかけます。
三日月さん、相変わらずかっこいい! もうオルガと三日月がカッコよすぎて、それだけでもこのアニメを見る価値はあります。
そりゃクーデリアもこんな顔しちゃいますよ。
そして、話題は未だ見たことのない月の話へ。僕らからしたら、三日月の名前が月からきているとわかりますが、三日月自身は月を知らず、クーデリアも月を見たことはないようです。
その月も厄祭戦の影響で霞んでしまっていると。
月が見れるといいと呟く三日月。そのときは無事に地球にたどり着けたということですから、旅の無事を祈っているようにも思えました。
そして翌日、鉄華団が食事をとっていると、大荷物を抱えたアトラが「自分を鉄華団で雇ってほしい」と基地へ乗り込んできます。
いやー恋の力は偉大だなと思わされてしまいます。
危険な旅路になることはわかっていても、好きな人と離れたくないアトラ。
実際、三日月が宇宙へ飛び立ったら、クーデリアの独壇場となるところだったので、これからもアトラを含めた三角関係が続行されるようです。
その辺の事情をわかっているこのオルガの顔がいいですね。
不敵な笑みもいいですが、こうやって友をからかうような笑みも素敵です。
しかし、肝心の三日月は、アトラのおいしいご飯が宇宙でも食べられることが嬉しいらしい。もはや、胃袋を押さえているアトラの方が一歩リードといったところでしょうか。
そのアトラは、既にクーデリアという存在を意識しているので対抗心バリバリですが、クーデリアは何のことかわかっておらず、二人の温度差が凄い(笑)
ですが、クーデリアが三日月を意識しだすときは、結構見物となりそうで楽しみです。
鉄血のオルフェンズに恋愛は不要!!とか息巻いていましたが、あったらあったで嬉しいです。
ちなみに僕はクーデリア派。マクロスFではシェリル派でした。
でも、アトラもクーデリアも良い子だからできることなら穏便にうまいこと着地点を探してもらいですね。今の流行りにのっかって、三日月をシェアしてくれてもいいので……どっちか死んじゃうとかは勘弁してほしいです。
今のオルフェンズは誰が死んでもおかしくない空気がありますし、それがいい緊張感にもなっていますが、不安でもあります。
新しい仲間が加わったところで、オルガを中心とした鉄華団が盛り上がっていますが、
計画が順調に進んでいるトドはこの表情。
そして、オルクスからの情報でクーデリアの殺害へ乗り出すコーラル。そこには、監査のためにやってきていたマクギリスとガエリオも加わっています。
コーラルはマクギリス達にクーデリア捕獲の手柄を渡すといって、この作戦に誘い、マクギリスとしても独立運動の旗頭を自分たちが操ることができるなら、とその申し出を引き受けます。
ただし、最初に言った通り、コーラルはクーデリアの殺害、マクギリスは捕縛を目的としているため、足並みを揃えられるはずがありません。
裏切る者は裏切られる
どうやら、オルクスはクーデリアの情報を提供することで、オルクス商会の輸送航路をギャラルホルンに使用してもらう手筈になっているようです。
火星はかなり不毛な土地も多いようなので、輸送される物資はかなりの量になります。それを一手に引き受けられるオルクス商会はありがたいでしょうね。
それもクーデリアという他人の娘を差し出すだけでいいんですから、うまい話というわけです。
そして、鉄華団はいよいよ宇宙へ飛び立ちます。
それを見送る居残り組。デクスターは本当優しそうな人だから、この中にいたら引率の先生にしか見えません。
あと驚いたのがこんなに幼い子達もいたんですね。これまで少年の姿は見てきていましたが、それでも中学生あたりくらいの印象がありました。
それでも十分幼いんですが、この居残り組はさらにその下という感じです。
戦闘で活躍できないという理由もあるでしょうが、若い命を無残に散らさせるわけにはいかないという思いもありそうです。
その後、宇宙へ上がった鉄華団。そこには予定より早いオルクス商会の船が待っており、その上いきなりギャラルホルンのモビルスーツを飛ばしてきました。
さらにその後ろにはギャラルホルンの船。もう隠す気なんて一切ありません(笑)
これに慌てたのが最初に情報を流したトド。
操縦室に乗り込むとオルクスに連絡しますが、オルクスからは「協力に感謝する」の一言で切られてしまいます。
オルクスにしてみれば、トドも所詮その程度の存在でした。コウモリのあっけない最後。
しかし、そうはいってもこの状況は鉄華団にとってもピンチです。
最初にとりついて来たモビルスーツはクーデリアの身柄を要求。トドはもちろん「それにのれ」と声高に叫びますが、オルガは筋を通す男です。
三日月の言っていた通り、一度結んだ約束を破るような真似はしません。その間もボコられるトド。
いいぞ、もっとやれ。
そして、あらかじめ準備していた三日月とバルバトスの出番です。
トドは計画が順調に進んでいると思っていましたが、最初からうさんくさい存在であったトドが全面的に信用されるはずもなく、不測の事態はしっかりと予期されていました。
三日月のバルバトスはうまくコーラルたちを引きつけますが、オルクス商会の船はそのまま鉄華団のシャトルへと照準を合わせてきます。
しかし、そこへ駆けつけたのが鉄華団の新しい船となったイサリビ。
このときのイサリビに乗っていたアキヒロとオルガのやりとりがしびれます。
阿頼耶識システムの本領
ここからは本格的な戦闘が始まります。
まずコーラルの乗っていた機体が、アキヒロの援護を受けた三日月によって撃破。
しかし、コーラルの生死は不明。かろうじて生きている可能性もあります。
コーラルの思惑としては、監査団の見ている前で不慮の事故としてクーデリアを殺すつもりでしたが、突っ走ってしまった結果がこれです。
コーラルがやられ、それをやったのがクランクを殺した機体だと知ったアランは、バルバトスへと突っ込みますが、
お分かりいただけるだろうか。
バルバトスはまるで人間のような軽やかな動きで、アランの攻撃を避けています。
僕の知っているガンダムと違う(笑)
人間同様の回避をとるガンダムに凄く違和感があります。
神経を直接繋いでいる阿頼耶識システムだからこそ行える動きが、これになるわけですね。
つまりバルバトスは大きくなった三日月みたいなものです。
そのガンダムに非ざる華麗な(変態的)動きで翻弄する三日月。凄い! ……凄いんだけど、違和感も凄い!! でもかっこいいから良し!
ここから始まる三日月無双。あっという間に他の2機も沈めていきます。
しかし、そこへようやく本命が到着します。最初に出て来たのはガエリオ。
マクギリスは様子見なのか、船内にてその戦闘を監視。
そして、ここでマクギリスからバルバトスに関する新たな情報が語られます。
曰く、ガンダムは歴史の節目にて度々姿を現し、人類史に多大な影響を与えて来た。そして、その機体が今は火星独立を謳うクーデリアの下にある。これは偶然でなく、必然ではないかと。
(追記:バルバトスではなく、ガンダムでした。修正しました)
俄然やる気をだしたマクギリスもその後すぐに参戦。
一方、ガエリオは三日月を捕えられずいら立ちを募らせます。普段はすかした感じなガエリオですが、かなり血の気が多いようですね。
その戦闘をまたも監視しつつ、バルバトスの情報を仕入れていくマクギリス。冷静さを失いませんし、嫌な相手です。
で、そのマクギリスは考え事をするとき、ご自慢の一本線を触るクセがあるんですね。
そういえば、学生時代に似た髪型をしていた友人が事あるごとに、マクギリスと同じようにこの一本線をクリクリしていたのを思い出しました。捩じりまくって、それこそドリルみたいな鋭さでしたね。
話が逸れました。
思考を続けるマクギリスは三日月の変態機動の正体を阿頼耶識システムの恩恵だと見破ります。さらにその弱点となる部分も看破。
生身の人間と同じ感覚であるがため、人にはついていない背後のスラスター(噴射口)に意識が回っていないことに気づきます。
しかし、三日月もそこを意識に入れつつ回避行動を即座にとります。
こうして、マクギリスとガエリオの参戦で膠着状態に陥ります。
マクギリスによって、腕の装甲をはがされた三日月も、彼が他とは一線を画すと認識。
さらに、互いに通信したことによって、ガエリオは三日月を「あのときのガキ」、三日月はマクギリスを「チョコレートの人」、ガエリオを「チョコレートの隣の人」と知ります。
チョコレートの人もひどいですが、チョコレートの隣の人はもっとひどい(笑)
見せ場は三日月だけはない
一方、イサリビも依然オルクスの船に背後を取られたままで、突き放そうにも振り切れないでいました。
撃ち合おうという意見もでますが、そのためには向きを変える必要があり、その間に撃ち落とされてしまう厳しい状況。
そこでオルガ思いついたのが、ちょうど目の前にある小惑星を使っての方向転換でした。
小惑星にアンカーをぶっ刺して、その小惑星を中心にしてぐるんと一周しようという作戦。しかし、この作戦には刺したアンカーを爆破して取り外さなければならず、その役目を負う人間は自殺するようなもの。
で、誰がその役を負うかとなりますが、もちろん言い出しっぺのオルガが名乗りあげようとするわけです。
真っ先に死地に飛び込もうとする御大将。
まぁだからこそ下が信頼をよせ付いてきますが、そこで待ったをかけたのがいつも口答えをしていたユージン。
「大将っつうのはでっかく構えとくもんだろ? のこのこ出ていくなんて、みっともねえ真似は俺が許さねえ」
さらにオルガばかりを頼る仲間を叱責し、自らがその役を引き受けます。
ユージンのくせにカッコいいじゃん!!いや本当に。
あと、伸るか反るかの博打にでるときの軽いやりとりがまた最高です。
アンカーがうまく外れないときでさえもユージンを疑わないオルガ。
それだけの信頼を寄せるオルガを「そういうところが気に入らねぇ」と叫びながら、きっちりその信頼に応えて見せるユージン。
こういうやりとり大好きです。
そして、博打に勝った鉄華団は、そのままオルクスの船の脇をすり抜けていくことに成功します。
そして、その勢いのまま劣勢に立たされていた三日月を拾い、戦線を離脱。
イサリビに戻った三日月を真っ先に迎えるヒロイン。三日月さんモテモテ。
ユージンも今回凄い頑張ったと思うから褒めてあげて!
と思ったら、オルガが真っ先にユージンに手を差し伸べていました。
「ハラハラさせやがって」
「くそみてえな作戦たてたテメエが言うな」
「次もこの調子で頼むぜ」
「ふっざけんな!」
と男同士の会話。それを聞いていたアキヒロは優しい顔をしていました。
ようやく仲間という感情が芽生えて来たって感じでしょうか。初の戦闘も無事乗り切って、艦内に笑い声が響きます。
そして、最後は裏切り者の末路。
トドはメッセージ付きで、ギャラルホルンのマクギリスのもとへ送られます。
それを受けてマクギリスは高笑いをするといったところで、今回は終了。
「お前らの仲間らしいから、お前らでけじめをつけろ」
これって、つまりトドをうまく使ってコーラルでもなんでもしょっ引け、ということでしょうか。それがわかったからマクギリスは笑った?
それともオルガの筋を通すやり方が気に入ったから笑ったんでしょうか?
それにしても楽しそうに笑うマクギリスが印象的でした。
まとめ
恋の三角関係も気になりますし、三日月とオルガだけでなく、仲間も全員カッコいいし、めちゃくちゃ楽しめた回でした。
あとトド、ざまぁwwww
一応、裏切ったわけですし、言わずにはいられません。しかし、案外あっさり解決したなという思いもあります。
もっとガンのようにひっそり内部からやられたりするのかと思っていたので。
まぁ解決にしたのは喜ばしいですけどね。
あとはコイツをどうにかできたら平和になる。
あ、ちなみにノブリスです。見るからに悪人面。きっとお金で全てを手に入れて来たに違いない(偏見)
そして、来週の予告によると「女のスマートな口説き方」を教えてもらえるらしいです。
これは見逃せません!!

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