どんな相手でもワンパンチで終わらせてしまうという俺TUEEE系物語の最終形態ともいえるワンパンマン。
サイタマ最強伝説
その初っ端から敵役として豪華な方が出演されていました。
地球汚染の原因である地球人を滅ぼすために生み出された怪人・ワクチンマン(バイキンマンではありません。ピッコロでもありません)。
アニメ好きならピンと来たはずです。そう、声の担当は中尾隆聖さん。つまり、ワクチンマンはバイキンマンでありフリーザ様です!!
もうわけがわからない(笑) というか、絶対狙ってやってますよね。
アンパンマンであれば毎度立ちはだかるライバル的存在。ドラゴンボールなら絶対強者として悪役でありながら人気の高いカリスマ。
しかし、ワンパンマンでならただの雑魚!!
主人公サイタマのやる気のなさ(笑)
そして、後ろで肉塊へとなり果てるワクチンマン。
夢はヒーローになること
そんなサイタマも最初からヒーローとして活動していたわけではありません。
どこにでもいる就活生として、怪人からも「死んだ目」と評されるような人間でした。
怪人を前にしても、全てがどうでもよくなったサイタマにとっては恐怖もなにもありません。
そんなサイタマを同類とみなした怪人・カニランテは彼を見逃します。
このときのサイタマには正義感などもなく、悠然と去っていくカニランテを追うこともなく見送ります。
というか、このカニランテも結構不憫な怪人です。だって、蟹の食いすぎで突然変異を起こして、
こんな姿になったんですよ。絶対なりたくない。
こんなの怪人というより変人……いや変態です。変態・カニランテ。出会ったら速攻で逃げますね。怪人として怖いというより変態として怖いから。
そんなカニランテには今最も殺したい人間がおり、その理由は「寝ている間に乳首を落書きされたから」というもの。
画像を見てみると確かに乳首があります。これは最初からあった模様ではありません。落書きです。結構きっちり乳首してると思いますけどね、これ。
そして、カニランテはその去り際に落書きをした「顎のわれたガキ」を殺すと言い残します。
こいつですね。わかります。誰が見てもわかります。ザキヤマとか目じゃないほどの割れっぷり……彼の顎には一体何が詰まっているのか。夢とか希望?
サイタマはこの子と先に会ってしまい、それが全ての始まりとなります。
ここでサイタマはカニランテの見事なまでの悪役っぷりに、昔のアニメの悪役を重ねます。そして、小さい頃の「悪役を一撃でぶっとばすヒーローになりたい」という夢を思い出します。
ボコボコにされながらも倒れないサイタマ。この時点で、サイタマの耐久性とか尋常じゃないのがわかります。つまり恵まれた身体能力の持ち主だったんでしょう。
そして、一瞬のスキをついて反撃。
このまま目玉を引っ張り出されたカニランテは、一緒に内臓みたいなものも引っ張られて死亡。そのシーンが蟹の身とか味噌にも見えるんですけど、やっぱりちょっとグロいです。
そして、カニランテの後ろ姿のキモさ……これもグロいです。
ヒーロー参上!
それからサイタマは死に物狂いで特訓し、絶大なる力を手に入れます。それは最初の戦闘からも分かる通り、ワンパンチで敵をやっつけてしまうほどのパゥワー!!
しかし、その代償として大切なものを失います。
代償がでかすぎる!! どんだけ光ってんだって突っ込みたくなる頭。
男性なら年をとるごとに脅威を感じますよね。特に自分の父親とか祖父とかがハゲてると余計に。ちなみに僕の祖父ははげてました。僕もやばいかもしれない。
あと、この後ろにいる女性が、このあとくすりと笑うんですよ!! もしかしたら、スーパーにヒーロー姿でやってきたサイタマを笑ったのかもしれませんが、その目線はどう見てもハゲにいってます。
笑うんじゃねぇ!! 何もこうなりたくてなったわけじゃないんだからな!! サイタマは死と直面するくらいの特訓でこうなっただけだ!! これが寿命との引き換えならカッコいいのに、よりにもよって髪の毛だなんて……くっ。
サイタマにスカルプディーの商品を送ってあげたい。
今立ち上がれー髪の毛たちよー。
そんなサイタマのもとへ、また新たな敵が現れます。
腕の一振りで街の一角を吹き飛ばす巨人と、弟をそんな巨人へと変えた天才の兄。
この巨人となった弟も最強の力を求めており、その期待に応えるため兄は怪しげな薬を開発。結果、このような姿になってしまいました。
しかし、弟はその姿に満足しており、興奮する兄の指示のもと街の破壊をしまくります。
そこへサイタマが駆けつけ、いつの間にか巨人の肩に乗っていました。
それに気づいた兄は咄嗟に「肩に乗っている奴を殺せ」と命じます。そして、それを忠実にこなす弟。ちなみに、兄は右肩、サイタマは左肩に乗っていました。
兄死亡(笑) これは笑いました。きっと巨大化した影響で頭が弱くなってたんですね。
仕方ない、これは仕方ない(笑)
その死に逆上した弟はサイタマを殺そうとするも、やっぱりワンパンでサイタマが勝利します。
最強の敵
それから夕飯を買いに行き、その帰りに会った怪人をワンパンでのし、帰って汚れたグローブを洗うサイタマ。ワクワクも感動もない一日の終わり。
しかし、明け方。そんなサイタマに奇襲をしかけてきた敵がいました。
それはずっと地底の奥深くで暮らしていた地底人。地上を支配するため人類の絶滅を目論見、サイタマが襲撃されたときには総人口の7割がやられている状態でした(ただし地底人調べ)。
そこからサイタマと地底人の戦闘が始まるわけですが、このシーンが最高にカッコいい!!
サイタマも地底人も動く動く。とにかく派手に動き回ります。
こういう戦闘シーンって夏は見なかったので、ワクワクしたし本当に面白かった。
サイタマが苦戦するほどの強敵の地底人。そんな敵との戦いで、サイタマも久しく忘れていた戦闘での緊張感や高揚感を思い出していきます。
しかし、これだけ熱い戦闘が繰り広げられると逆に疑問が湧いてきます。
なんせ、あれだけ簡単に敵を倒していたサイタマのところに、彼の望んでいた通りの強敵がホイホイと出現するでしょうか。
これらすべては、サイタマが見ていた夢でした。街の破壊もされていなければ、人口の7割が死んだりもしていません。いつも通りの日常が始まります。
夢で見た通り、地底人は本当に地上に現れますが、そのボスをサイタマがワンパンするとすぐさま白旗をふって、地底へと逃げ帰ってしまいます。
一人ぽつんと残されたサイタマと風になびく白旗が、サイタマの現状(敵なし)をよく表していました。
まとめ
期待通りの出来に大満足でした。
漫画のサイタマが見事に再現されており、特に戦闘シーンは最高の一言。
漫画でも見どころである戦闘が、これだけの白熱したシーンとして再現されていたのがとても嬉しかったです。これは今後の戦闘も期待せずにはいられません!
この時点で最終回まで視聴決定です。
次回は、サイタマと良いコンビになるジェノスの登場。ここから物語はさらに面白くなるので(ギャグパートとか)、もし、万が一1話が面白く感じなかった方も2話を見てみてください。
ところで、OPはワンパンマンって感じなのに、EDのあれはなんなんだろう?
ひと昔前のラブコメっぽい曲調に違和感しかありませんでした。マキシマムザホルモンくらいの激しいやつで終わらせてくれてもよかったのに。