涙のキス。キヨシの反撃
前回からの続き。花は「キヨシの嫌がることを全てやってやる」と宣言し、手始めにキヨシのファーストキスを奪います。
その後も幾度となく続く花の嫌がらせ(ご褒美)。
キヨシが羨ましいですわー
しかし、ここでキヨシは「舌の入ってないキスなどお子様キスに過ぎず、したがって自分はまだ汚されていない、清い体である」という謎理論を展開して、自分を納得させます。
そんなキヨシは涙をのんで、自らの清い体を汚しにかかります。つまり、お子様キス以上を実行!!
そう、全ては男子退学阻止のため(大義名分)!!仕方がないことなんだ!!
キヨシは本当に愛すべき馬鹿野郎(笑)
そこから全力のベロチューで、花への反撃を行います。大義名分って怖いですね。何をやっても自分に自信がもてるんですから。
こうして花の初めてを逆に奪って、自ら汚れていくキヨシ。というより、これまでの経緯からキヨシが汚れているというより、花ちゃんが汚されているようにしか見えない。おかしい。
そして、純情な花がこれに耐えるはずもなく、
頭が茹って正気を失いかけます。「ば、馬鹿になるぅ」は花ちゃんの名言に入れておきましょう。
あ……あとこのとき、壁一つ隔てて千代ちゃんもいます。
初恋の人の傍で美少女と熱いキスを交わすキヨシ。悪い男ですわ。
そんな激しい攻防が続いているとは知らないガクトらは、キヨシとの思い出話で昔を懐かしんでいました。
いやー乱世乱世(看守室がな!)。
そして、ガクトらはキヨシが使命を必ず果たしてくれると信じエールを送ります。
その祈りが通じたのかは分かりませんが、度重なるキヨシの攻めに花はついにギブアップ。
純情な乙女に厳しかった模様。これくらいで倒れちゃう花ちゃんが可愛い。
やりきったキヨシ。これで一安心かと思いきや、今度は鍵が開いたことで外から千代が入ってこようとします。
このとき、キヨシと花は抱き合っている状態(しかも二人は下半身マッパ)。これを見られれば誤解されること間違いなしの状況で、キヨシは「まだだ!」と叫び、千代には「まだ早い」と伝えると同時に花には「まだキスは終わっていない」という意味で勘違いさせます。
これは見事としか言いようがありません。ただし状況を考えれば、浮気現場を見られそうになった夫の苦し紛れの一言みたいな感じではありますが(笑)。
しかし、その一言で千代は一旦看守室へ入ることを諦めます。
一方の花はというと、
完全に心が折られたようです。キヨシの言葉にも「もういいよ。おうちかえる」としか返さず、ジャージと下着もそのままに看守室を出ようとします。
もうこのときの花ちゃんの言い方がね、可愛過ぎるんだよおおおぉぉ!!
色々と大変な目にあった花ちゃんに同情すべき場面なはずなのに、喋り方が可愛過ぎて逆にテンションあがりました。
その後、キヨシを牢獄へ戻し、花はとぼとぼと寮へと帰ろうとします。
このとき、ガクトとジョーがトイレに行きたいと申し出るのですが、まさかこれが後の展開につながっているとは思いませんでした。
杏子もよく頑張ってくれました。副会長の尋問にも耐え、裏生徒会をうまく抑えてくれました。
この状況でよく普通におしゃべりできるなと感心しました。せめて縄をほどいてあげて!
そして、最後に会長と副会長は揃って監獄の様子見へ。
しかし、何もおかしなところが見られませんでした。
副会長がトイレで絶叫したこと以外は(笑)。
副会長、トイレに間に合って本当によかった。危うく、あれだけ馬鹿にしていたクソ漏らしと同等になるところでした。
いやーよかった。しかも、この密封性の高いウェットスーツで漏らしたとなると床を汚さない代わりに、体(主に下半身)が大惨事になりますね。セーフセーフ。
全ては白日の下に
運命の朝。理事長室に呼ばれた男子5人は、裏生徒会とともにそこを訪れます。
退学を確信した生徒会長。しかし、それとは逆に副会長はモヤモヤとした引っ掛かりを覚えていました。
その原因はガクト。
彼はガクトではなく、変装したジョーでした。これは長く男子と関わっていた副会長だからこそ感じた違和感でした。
では、フードを被った人物は誰なのか?
その正体は天使! いや千代でした。アップにした髪型も似合ってますね。
しかし、こうなるとこの場にいない人物がでてきます。しかも彼は男子の中でもっとも頭が回る男。
そして、キヨシはこう言い放ちます。
「ガクトが現れたとき、裏生徒会の終わりときです」
その言葉に動揺を隠せない裏生徒会。
そして、男子の期待を一身に背負った練馬一の知将は、騒がしく理事長室へと転がり込んできます。
校内で変態扱いされて、女子にボコボコにされた姿でな!!
そりゃパンツ一丁に白ソックス、靴という恰好では変態扱いされて当然でしょうね。
カッコよくポーズを決めていますが、その体はボロボロ。締まらないよ!! 練馬一の知将の見せどころなのに、締まらないよ!! でもそんなガクトが好きです。
ガクト絶対パンツ見てる!!
で、なぜガクトが裸同然であったかというと、千代のジャージが用意されてあったが、自分のようなクソ漏らしが着て汚してはいけないという配慮からでした。
千代(天使)のジャージを汚すくらいなら変態の汚名を被ろうと……さすがガクト。かっこいい……かっこいいのか?
そして、どうやってガクトが牢獄を抜け出したのかを説明します。
花とキヨシが看守室を出たあと、千代が忍び込みその後トイレに身を隠し、連れションに訪れたガクトとジョーと落ち合って変装。
以前ガクトがわざと傷つけた額の傷も、全てはこの瞬間、ジョーがガクトへと変装しやすくするためでした。やりおる。
そして、変装としたジョーと千代は独房へ。ガクトは看守室に入り、DTOの証拠となるメールを復元しました。
そのデータは無事理事長へと渡されます。
でもね、いくら隠すところがなかったからってパンツの中……しかも尻に隠さなくてもよかったんじゃないだろうか? 靴下でもよかったよね? 臭くない? というか生温かいUSBとか嫌(笑)
理事長は、データとキヨシらの証言が一致していることを確認。
ここに裏生徒会の企みは白日の下にさらされました。
言い逃れのできない状態へと追い詰められた裏生徒会。
花は自らの失態を悟り、キヨシの行動の意味を知ります。あのキスも全ては自分を騙すためだったと。
花の怒りが天元突破。キヨシへ今まで一番重い蹴りを放ち、さらに殴りかかろうとします。
このとき、花の目は涙でいっぱいで、蹴りを受けたキヨシの腕はのちに骨折しています。それだけ花の思いがこもっていたということです。
花ちゃんが何を考えていたかは知る事ができませんが、いくら男子の退学阻止のためとはいえ、このシーンは胸が痛かったです。
僕、花ちゃんの味方ですから!!キヨシ許せん!!
ただし、千代ちゃんも泣かしたら許さん。
キヨシへの更なる制裁を加えようとする花ですが、それを止めたのは会長でした。
そして、全ての罪を認めます。
自由を手にした者。奪われた者
理事長から退学処分の取り消しを言い渡された男子たち。
覗きを行った罰も償ったということで、念願だった学生生活を取り戻しました。
そういえば、最初はそんな罪で監獄へ送られたんですよね。もう色んな事がありすぎてすっかり忘れていました。
もう監獄内の生活が濃すぎましたからね。
あと、めちゃくちゃ違和感あるんですけどッ!!
なんか囚人服のほうが似合ってないですか? ずっとあれを見続けてたからでしょうか?
それはともかく、おめでとう!!
お前たちは自由だあぁ~!
これにて監獄学園は終了。
僕の中ので今季ナンバーワンです。本当に……本当に面白かった!!
最初から最後まで勢いが衰えることなく走り続けたのも凄い!!
面白くなかった回がありませんでした!!
毎週、これを見るのが待ち遠しかったです。そして、これが終わってしまうのが寂しい。
しかし、二期がくる可能性も十分あります。アニメの最後にも新キャラが登場していましたからね!!
裏があれば表がある。裏生徒会はこれまでの校則違反から、今度は自分たちが監獄行きとなります。
そして、それを主導するのが表生徒会。
雨の中、監獄へと連行される裏生徒会のメンバー。それを見送るキヨシは何を思うのか?
この続き方、二期やる気満々じゃないですかー!!
やったああぁぁーーーー!!
これで二期やらないとかないでしょ? ないよね?
頼む! 二期来てくれ!! 僕の代わりにガクトが何でもしますから!!
監獄学園はおススメしたいアニメの一つとなりました。
先も気になって仕方がないし、これはもう漫画を読むしかない。
最高に面白いアニメをありがとう!!