家ごとドライブ:
車のCMを見ていたうまるは、また良からぬ企みを企て、車のショールームへと大平を連れ出します。
ベッド代わりとしても十分な広さがある車。
これなら学校まで寝ていられるし、遊びに行くのも楽ちん。
『デカンティで家ごとドライブ~』そんなうたい文句から想像を膨らませるうまる。
しかし、これを運転するのは大平であり、彼はペーパードライバーである。
試乗のため一般道に出たはいいものの、子供が飛び出してくるかも、事故ったらうまるがケガするかも、試乗で車を傷つけるかも……と次々と不安がこみ上げてきます。
この気持ちちょっとわかります(同じくペーパーな僕)。
さすがにここまでひどくはないですが、全然車に乗ってないと車両感覚とか操作とか不安いっぱいで一般道が怖くなる(笑)
しかも、7、8人乗りのファミリーカーとか難易度高すぎる!
大平は人の歩くスピードほどのノロノロ運転でしたが、気持ちがわかるだけに彼を笑えません。
猫や犬が飛び出してくる度に絶叫を繰り返す大平。
さすがのうまるもそんな兄の姿を見ると車の購入はあきらめざるを得ませんでした。
運転の最中、作者も特別出演されていましたね。
夏だ!海だ!江の島だ!!:
遊びに行く日が近づく中、それを楽しみにしているのはうまると大平だけではありません。
切絵ちゃんもその日が待ち遠しい様子。
どれだけ楽しみにしているのか、一目瞭然ですね。
あとボンバは飲み干した牛乳のパックをシンクにポイするのはやめなさい。ちゃんと洗うかゴミ箱に捨てろ。
そして当日、アパートの前で集合していた大平らの元へ、ボンバが車でやってきます。
そこで見慣れた格好の少女を見つけ、妹ではないかと疑念をもつボンバ。
どっから見ても兄妹なんですが(笑)
しかし、ボンバはアホなので彼女が実の妹である切絵とは気づきませんでした。それはそれでどうなんだ……
さらに人前でのうまるの姿には切絵ともども騙され(うまるとこまるが同一人物と気づかず)、切絵はこまるの姿がないことを心配し、ボンバは複雑な家庭事情があるんだと勝手に想像。
そして「どんなときでもお前の味方だ」宣言をします。
まぁ、複雑な家庭事情というのは間違ってないんでしょうね。超金持ちである両親と別れて暮らしているわけですし。
ここに海老名ちゃんを加えた5名で江の島の日帰り旅行へ出発します。
島を観光し、途中で立ち寄った浜辺で切絵からボンバは「実の兄だ」と打ち明けられるうまる。
その兄貴は、自慢のボンバーヘッドを巣だと勘違いされ鳥に突かれている最中。
そんな兄をもつ切絵ちゃんは色々と思うところがある様子。ただでさえ多感な時期であるのに、ちょっかいとか出されたらうざく思っちゃうのも仕方がないですね。
ボンバとしては妹が可愛くて構っちゃうのかもしれませんが。
ボンバは良い兄貴だなと思う反面、仮に自分が切絵の立場なら「うん、まぁちょっとうざい」となりそうな感じが容易く想像できてしまいます。お友達としてならボンバは最高だと思います!!
そんな妹思いなボンバとそれをうざく感じてしまう切絵。
切絵の入学式ではボンバが出席し、いつもの調子で制裁を加えていると、周りから怖がられるようになってしまった。学校で孤立する中で、こまると大平と仲良くなり、うまるとも知り合えて感謝していると素直な気持ちを告げる切絵。
だからこそ、今日こまるがここにいないのが心配だと話します。
切絵ちゃん良い子。あとこまるは目の前にいるから安心しなさい。
そして、うまるは正直に嘘をついたことを謝りなさい。最初はそれを告げようとしていたのに、なぜこの絶好のタイミングを活かさず、いつまでも正体を隠すのか? ばれても、その後も変わらず付き合ってくれるかわからないからでしょうか?
一方、ボンバも入学式の件はずっと気にしていた様子で後悔していました。
「顔を出さないほうがよかったかな……」とちょっと寂しそうにつぶやきます。
その言葉を聞いた切絵は何かを言いだそうとしますが、それを大天使が遮ります。
大きい。尊い。
「お兄さんが来てくれて嬉しくない妹なんていませんよ」とボンバを元気づけます。天使だ。可愛い。
そして、そんなやさしさに触れたボンバは「海老名ちゃんが妹だったらよかった」と余計なことを口走ります。しかもちょっとデレっとしながら。
しんみりしていた切絵もこれにはイラッとして制裁を加えます。妹思いのいい兄貴ではあるんですけどねー。締まらない兄貴。
その後は気絶したボンバとその世話をする大平をおいて、女の子たちで海水浴。
偶然出会ったシルフィーも加わって4人で遊びます。最高に絵になる瞬間。
運動音痴な海老名ちゃん可愛い。あと切絵ちゃん後ろ向きばかりなのはなぜなのか。
これが才能の違いというやつか……ちなみに見切れてる右端が切絵ちゃんです。
で、海老名ちゃんの創作しているものはなんなのでしょう? 見当がつきません。
遊びまくった4人は夕日を見ながら「また遊ぼう」と約束を交わします。
そして、帰りの車中では疲れ切って爆睡。うまるもこまる化してしまっています。
守りたいこの寝顔。
干物妹!うまるちゃん!:
その翌日、帰宅した大平はまた遊びに出かけることを提案しますが、すっかり元のぐうたら生活に戻ってしまったうまる。
仕事で疲れている兄を労わることもなく、ジャンプを買ってきてとお願いします。
さらには仕事帰りに買ってきてくれたら手間が省けたのにと我がまま全開。
そんなうまるに大平が「この干物妹が!」の一喝。
これにて「干物妹!うまるちゃん!」も終了。
最初見たときは、うまるちゃんの干物妹っぷりに度胆を抜かれましたが、それも回を重ねるごとに慣れていき、そこに大平の聖人っぷりや海老名ちゃんの可愛さが加わって、放送されるのが楽しみなアニメの一つとなっていました。
続編も期待しながら待ちたいですね。