本田圭佑のサイドビジネスにモヤモヤします。別に悪いとは思いませんけど、これまでの日本代表の成績とか、本人のプレーを見ている限り、「本業に集中できてるのかな?」と心配になります。
香水が日本で賞を受賞:
先日、本田プロデュースの香水が日本の賞を受賞しました。
2013年6月に販売された「ロードダイアモンド バイケイスケホンダ」ですね。
その売上累計は36万本に達するそうで、1年間で3万本売り上げればヒット商品と言われる香水業界で、発売後10か月で14万本も売れたこれは驚異的な数字です。
この頃って、日本中が「最強の日本代表!! W杯で優勝目指す!!」って浮かれに浮かれまくっていた時期と重なります。
本田、香川、長友などのビッグクラブで活躍していた選手が率いる日本代表。
さらに当時の監督はアルベルト・ザッケローニ。ACミラン、インテルなど名門クラブでの監督経験を買われて、初の代表チームの監督として就任しました。
そしてアジアカップ優勝、16試合連続無敗記録など結果を残しており、そこにマスコミからの後押しもあって、イケイケムードに包まれていました。その後の結果は皆さんご存知の通りです。
しかし、このときの本田の人気(今もそれなりにあるでしょうが)は凄かったと思いますし、そんな本田がプロデュースした香水ということもあって、これだけ売れたのではないでしょうか?
僕も浮かれていたので「うおー、ちょっと欲しいかも……」とぐらついていました。
サッカースクールの経営:
続いてサッカースクール「ソルティーロ」の経営もやっています。これは調べてみて初めて知りましたが、既に全国に49校も開校しているようです。さらに東南アジアにも数か所。これからも拡大していく模様。
これはまだわかります。日本全国で質の高い練習を受けることは今後の日本サッカーの底上げになりますし、ここをきっかけに飛躍をとげる選手が生まれる可能性もあります。
本田自身、海外での豊富な経験とACミランというビッグクラブでの経験がありますから、携われるのは僅かな時間だとしても子供たちにとっては貴重なものとなるでしょう。普段はそれぞれの地域のマネージャーが管理しているでしょうし、そう問題にすることもないでしょう。
クラブチームのオーナー:
これは一時ニュースでも流されていましたね。オーストリア3部の「SVホルン」に経営参入しているというやつです。
岡崎もドイツの11部のチームのオーナーをしています。あとはカレン・ロバートも。
これを機会に日本人がさらに海外でプレーするチャンスが増えるかもしれません。
現に「SVホルン」ではコンサドーレ札幌からFW榊翔太が加入しており、活躍もしているようです。チームも好調を維持できています。
しかし、オーナーということはクラブ運営での資金とか必要になるはず。ビッグクラブのオーナーは世界有数の金持ちの名が並んでいますし、色々と手広くやっているのはそれだけお金がかかっているのかなと想像してみたり。
本田は「自分にとってサッカー選手というのは人生の一部」とまで言い切っていたので、サッカー選手の寿命がきれたあとのこともしっかりと考えての行動かもしれません。
自身のブランド化として常にファッションにも気を遣い、BBQのときですらスーツを着用しているなど驚かされる一面もあります。こういうところが香水の件にもつながったのかもしれません。
しかし、一ファンである目線からみると「色々手をのばしすぎではないのか」と思ってしまいます。指導者、経営者、プロデューサー、そして本業であるサッカー選手。
日本代表の調子がイマイチ(もちろん本田だけのせいではないですが)であり、これからも2次予選突破、最終予選の勝ち残りと厳しい戦いを行う必要がある中で、チームの主力である本田がサイドビジネスに力を入れるのはどうなのだろう?
凄いとは思いますが、どうしても疑問を持ってしまいました。