内容紹介
遠藤凛(主人公)は転生の特典としてFATEのバーサーカー(第五次聖杯戦争)の能力をもらっています。ただし、送られた世界は現代とまったく変わらない世界であり、特典でもらった圧倒的な力を発揮するどころか、力加減を間違えてケガさせないかどうか気を遣う毎日を送っています。
さらに身体能力を活かせるはずの運動部も、その上下関係を嫌い所属もしていません。
遠慮のない言葉から喧嘩に発展したとしても凛は必ず勝てますが、そのときに誤って半殺しにしかねないため入らないでいます。
しかし、そこへ同級生が「メンバーの足りない野球チームに加わってくれ」と頼みに来た事がきっかけで、凛は野球の道へ。
最近、こういった作品をよく見る気がします。ちらっと読んだのであれば、「チートをもって転生したけど同僚馬鹿っプルが~」というアイドルマスター原作の二次小説とか。
その能力を存分に発揮することはできずとも、その片鱗だけでも無双が可能になってしまう。
野球を始めた凛ももちろんそうです。しかし、野球は一人ではできないスポーツ。たとえ、200キロのボールを一試合通して投げれたとしてもそれを捕れるキャッチャーがいません。自然とその球威も落とさざるをえず(それでも恐ろしい活躍の仕方をしますが)、チームがある意味主人公を縛っているという状態です。
話数は17話と少なめですが、丁寧に書かれた文章で続きが気になる展開です。
あと未だ中学編が終わっていないので、ダイヤのAの主力メンバーは登場していません。
内容的にはもうすぐ中学編が終わるのでそろそろ登場するでしょう。
僕はダイヤのAを軽くしか知りませんでしたが、中々楽しめる内容で早く原作キャラとの出会いを見てみたいです。
しかし、このチートを利用したストーリーはどうしても無双をして単調になりがちなので、今後それをどうやって制限しながら内容を面白くしていくのかも気になるところです。