9話感想
副会長の朝は倒立からの腕立て伏せから始まります。
鍛え方が半端ではありません。倒立腕立て伏せをしているキャラなど、僕は「ヨルムンガンド」のバルメくらいしか知りません。ココ・ヘクマティアルの下につく私兵の中でも最強と言える近接戦闘のスペシャリストであり女傑です。
そのバルメが倒立腕立て伏せで汗を流しているシーンは強く印象に残っていましたが、まさか「監獄学園」でも見れるとは!
軍人並のトレーニングで体を鍛える副会長。彼女は一体どこに向かっているんでしょう。
というか、あの鍛え方なら花ちゃんにも負けないような気がします。
いつかこの2人の戦いを見てみたい気がします。
キャットファイトなどという生ぬるいものではない本物の戦いが繰り広げられそう……
それはそれとして、退学の決まった男子たちは何とかそれを阻止しようと行動を開始します。
その先導をきるのはキヨシ! なんか久々にイケメンなところを見た気がするのは気のせいでしょうか?
そして、それを支えるのは練馬一の知将であるガクト。
皆からの僅かな情報を元に編み出した作戦は「DTO(男子退学オペレーション)の証拠となるPCメールを復元し、裏生徒会にはめられた事実を理事長に伝える」というもの。何気にシンゴが看守室に出入りしていたのが役に立ったというわけです。
しかし、そのためには看守室に忍び込む必要があり、そのカギを持っているのは副会長。
たとえ男子5人が飛び掛かっても勝てる見込みはありません。
そこでガクトが参考にしたのが過去の偉人の言葉です。
「
凡 そ戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ」(孫子 05兵勢編)
ビジネス書なんかでよく名前を聞いたりしますよね。僕も一時期興味が湧いて、孫子関連の本を持ってました(恋姫の影響)。
間違っても白い犬が看板犬やってる会社の創業者ではありません。
その意味は「戦いというものは正攻法を原則とし、状況に応じた奇策を用いることで勝つ」というもの。
つまり「真正面から敵とやり合うのが全てではなく、意表をついて勝つというのも戦いである」ということですね。
ガクトが言うには「副会長の強さは尋常ではないが故、その強さに自信があり、そこをつけば腕相撲勝負にも乗ってくるだろう」とのこと。
そして、その腕相撲に気を取られている間に男子たちは本来の目的(看守室での証拠をゲット)を果たす。
今ここに男達(+女の子(最強)一人)の熱き戦いが幕を開けるッ!!!
先鋒はガクト。刑務作業で鍛えぬかれた鋼の肉体(笑)
これ普通イケメンじゃない? 僕の高校の野球部にもこういうマッチョで坊主が似合う男友達いたよ? 彼女作ってリア充してたし……ガクトとの違いはなんなんだ。というか、刑務作業の効果すげぇ。
こういうゴリゴリな体って男としては憧れます(ホモォじゃないよ)。
しかし、キヨシだって負けちゃいない!!
ガクトの勝負の前に、副会長の上着を預かって鍵を抜き取るという作戦はあえなく失敗しましたが、その後どさくさにまぎれて鍵の入手に成功。
キヨシが副会長の相手をしている間に、ガクトは看守室に向かいます。
だが、男達は副会長の力を甘く見過ぎていました。
キヨシの全力を受け止めてなお、汗一つかかず平然とした様子の副会長。そして、極めつけの一言。
「おいおい、どうした。私はまだ30%の力しか出してないぞ?」
戸愚呂弟(幽遊白書)の台詞がキタァ!!
幽遊白書とかなつかしすぎるだろ! 夏のアニメ子ども劇場とかで見てた! ちなみに、僕は霊獣であるプーが動けない幽助(命をかけた特訓をしていた)のために、懸命に水を運ぼうとしているところで泣いてました(分かる人いるでしょうか?)。
あと幽遊白書の対戦ゲームみたいのも持ってました。あの頃はまだ幼くて、戦い方が雑で技とか全然繰り出せませんでした。確かスーパーファミコンだったはず。
蔵馬を妖狐に変身させるのが楽しかったような……邪王炎殺黒龍波はだせなかったと思う(操作が下手で)。
見えるか!?貴様の火遊びとは一味違う魔を秘めた
本当の炎術が…邪眼の力をなめるなよ (飛影)
中二中二とネタにされることが多い飛影ですが、当時はめちゃめちゃカッコよく思いました。黒い炎とか第三の目である邪眼とか!
色々と記憶が蘇りますが、いつか記事にできたらいいな。
そして話は戻っては、そんな歴然とした力の差を見せつけられるキヨシ。
めちゃくちゃ痛そう(笑)。余計なことを考えていたせいで負けます。
しかし、それでもなお時間を稼ごうと奮闘する男達。
口内炎で血を吐きまくるジョーだって男を見せます! 引き締まりすぎた体だ! 脂肪を燃焼しすぎてる気がします。体脂肪率いくつだろうか。
レディー……ゴーッ!!
瞬殺(笑)さらに力の作用によって、体が一回転して壁にたたきつけられるジョー。このシーンは声を出して笑いました。副会長マジ最強。あとジョーは何が何でもフードはとらないのね。ほっかむりにも見えて余計に面白かった。素顔がチョーイケメンだったらどうしよう。なんかありえそう……
キヨシ、シンゴ、ジョーは次々と負け、最後の砦であるアンドレ。
そして、時間は未だ7分も稼がなければならないという絶体絶命のピンチ。
しかし、あの巨体から繰り出されるパワーと予期せずもの(乳毛)で副会長の気を引いたアンドレは互角の勝負を演じます。
一本の長い乳毛が生えていなければ、アンドレといえど時間を長引かせることはできなかったでしょう。ところでなんで乳毛って生えるんでしょうね? あれの意味するところを知りたい。人体に必要なくない?
そんな不毛なことを考えている間にも勝負は続きます。
耐えるアンドレ!
耐えるアンドレッ!!
耐えるアンドレッ!!! 耐えながら副会長の罵声と飛んでくるつばを楽しんでます(笑)
アンドレはこれまでで一番幸せな時間を過ごしていることは間違いない。
しかし、乳毛で気を引く作戦も長くは続きません(それでも5,6分持ちこたえましたが)
目を閉じればいいという至極簡単なことに今更気が付いた副会長。ちょっと恥ずかしかったようで顔を赤らめます。ここの前後の作画が気合い入りまくりで、照れた顔と相まって美人度が跳ね上がってました。やばい……花ちゃんに負けないくらい魅力があります。
副会長って可愛くない?(今更)
そして、目を閉じ集中した副会長に敵うはずもなくアンドレも敗北。
間一髪のところで戻ってくることができたガクトでしたが、肝心のメールは復元できず。復元ソフトのインストールに思いのほか時間がかかったことが誤算でした。
こういう経験あるある。物凄くサクサク動いてくれるときもあれば、その何倍も時間をかけてゆっくり動くこともある。僕はパソコンに精通しているわけではないので、なぜこうなるかよく知りませんがイライラさせられます。
これにはガクトを責めることもできず、男子たちは失意の底に沈みます。
その晩、牢獄内からは男達のすすり泣く声が響きました。
あと3話で監獄学園も終了……ドラマ実写化がされるようですが、僕はアニメの2期を待っています。
果たして残り3話の中に花ちゃんの出番があるのかどうか……