先日、Twitterを眺めているときにRTされてきたこちらの記事。
僕も二次創作やオリジナルを描いたりしているので、タイトルに惹きつけられて読んだ。
で、こちらの記事は日付を見てもらうと分かる通り、1年前のものなんですよね。
それがここ数日あたりでTwitterとかの拡散を受けて、はてなのブクマが爆発⇒ホットエントリー入りして、さらに多くの人に読まれたという感じっぽい。
内容はタイトル通りのもので、管理人さんは20年以上付き合ってきた同人活動から離れてしまわれたようです。
その内容を読んで、色々と思うことがあったのでブログで記事にした。
pixivについて
僕も同人活動(創作活動?)を行ってはいるけど、まだ1年しか経ってないひよっこなので、イベント等に参加したことはない。
夏コミやその他のイベントの様子を見ていると、あのお祭り騒ぎの中に飛び込みたいと思うし、作品も出してみたいという気持ちもあるけど、なんか一人で参加できない。心細い。
だから、上の記事内にあるイベントでの出来事に関しては「そんな苦労があるのか…」と思いながら読み進めていた。
なので、僕が共感した部分はpixivについて書かれている部分からになる。
イラスト投稿サイトの大手であるpixiv。これについては僕もこのブログ内で色々と記事にしてきた。
pixivには投稿したイラストに対して、ブックマークと評価点をつけることができ、これがプラスに働くときはモチベーションがあがるのだが、マイナスに働くときは創作意欲が削がれてしまうという両面の性質を持っている。
特に、創作活動を始めた頃は「誰かに見てもらいたい」「評価されたい」という思いも人一倍強いので、pixivでの評価をとても気にしてしまう。というか、僕はそうだった。
だから、同じくらいの画力の人が僕の何倍もの評価をもらっていることが羨ましくなるときもあったし、「なぜこんなに違うんだろう?」とそれに頭を悩ませることもしばしばあった。
評価もブックマークも丸見えで、必要とされていないのが他人にも一目で分かる。
同人やめました - おとなになりたくなかった
趣味で自分自身が楽しめればいいはずなのに、作品ができるとそれだけじゃ物足りなくなって、他人のリアクションが欲しくなる。でも、評価はそう簡単につかないから、そのことで悩む。
だから、そういう悩みを抱え始めたら、その都度「悩むなら、一つでも作品を出して上手くなろう」と自分に言い聞かせて、イラストを描いたりしていた。
今思えばpixivに振り回されていたかもしれない
苦しんだときもあったけど、それが原動力となって「もっと上手く描けるようになるにはどうしたらいいのか」「もっと多くの人に見てもらうには何が足りないのか」と、イラストを描きながらも色々と考えるキッカケとなった。
そして、より多くの人に見てもらうために、旬のイラストを描いたりしたこともあった。
まず、pixivで評価をもらいたいと思うなら、画力も当然必要だけど、同時にどれだけの人に作品を見てもらえるかも重要で、僕の場合は大体30人に1人くらいの割合で評価を付けてくれていたので、その分母を増やそうと考えた。
それの一番手っ取り早い方法がランキング入りすること。まぁそのためには結局評価が必要になるわけで、堂々巡りをしていた感じがするんだけど……
いつの間にかpixvに毒されてしまい、「受ける漫画」を描くようになったり、自分より下手でも評価されている人を僻んだり、数字ばかり追いかけている自分に気付いたのでやめた。
で、そういうことを考える僕はpixivに毒されていたのかもしれないけど、数字を追いかける、目標を立ててそれを達成する、という行為が嫌いじゃなかったから、達成できなかったら「ちくしょー!」と思いながら描き続けていた。
そして、今も幸運なことにイラストを描くことを楽しめている。
それは今まで立ててきた目標を達成できたこともあるし、1年前から比べるとイラストが上手くなっていたりと目に見える成果があったからだろう。
凹んだときは一番最初にデジタルイラストに挑戦したときのものを見て、「この頃からは確実に進歩しているから大丈夫」と勇気をもらうことも多かった。
自分の進歩が感じられると外からの評価を忘れて、自分の内から湧きあがる喜びみたいものがある。それがまた僕のモチベーションになったので、このデレマスの城ケ崎美嘉には感謝している。
あとから振り返れる楽しみもあるし、しっかりと保存しておいた方が良い。
Twitterについて
逆にあまり共感できなかったのがTwitterの部分。
なぜなら、僕のTwitterはほぼ見る専門のツールと化しているからッ!!
やり取りもちょこちょこあるものの、同人活動の年数が浅いし、自分から積極的に声をかけていくこともしていないし、イベントも参加してないから告知とかもないし、ある意味良い距離感が保てているような気がしないでもない。
寂しいという気持ちもあるにはあるけど。
永遠に終わることのないリプ合戦で仲良しアピール。
同人やめました - おとなになりたくなかった
これは大変そう……でも、本当に仲良しで好きな物を語り合える関係には憧れる。
鍵なしでエロトーク当たり前。
同人やめました - おとなになりたくなかった
僕をフォローしてくれている皆さん、RTでエロイラストを流してしまってごめんなさい。でも、これからも流します。自分が好きなんだから仕方ない。うん、仕方ない。
憧れの絵師さんやイラストレーターさん、同じ趣味の人、ブロガーさんなどなどのつぶやきを眺めているのが楽しいから、Twitterはこれからも見る専用のツールとして使うことになるだろう。
まとめ
なんか色々とごちゃごちゃ書いてしまったけど、20年以上にもなる趣味をやめようと思ったときの心境は、僕の想像できないところにあるので「辛い」などという簡単な言葉で語ることはできない。
そして、いつか僕にもそういうときがくるかもしれないし、同人活動をする限り、他人事ではないだろう。
まぁたとえそのときがくるとしても、それまで目一杯楽しみながら過ごすしかない。