以前からずっと読んでみたいと思っていた「ダンジョン飯」を読んだので、その感想を書く。
Amazonレビューでも300件以上の感想と高評価を得ていて、その評価通りかなり面白かったし、料理がかなりしっかりして驚いた。
むしろ、キャラクター以上に料理がきっちり描写されているほどで、「ダンジョン飯」のタイトル通りに料理がメインとして立っている。
(ネタバレを含んでいるので、読みたい人は注意!)
妹を救出したいが先立つものがない!
序盤は普通の戦闘から開始される「ダンジョン飯」だが、主人公・ライオスが気のゆるみ(腹が減って)からレッドドラゴンの餌食となりそうになり、それを咄嗟にかばった妹がレッドドラゴンにばっくりいかれてしまう。
その妹が最後の力を振り絞り、脱出魔法みたいなもので戦線を離脱。しかし、妹はドラゴンの腹の中にいたから、魔法が効かず脱出できず。妹死す……
とはならず、細切れから復活した冒険者がいるらしく、妹の救出のために動き出す。
しかし、そのための資金は枯渇し、さらには仲間が二人も抜けてしまい戦力は整わない。
それでも、ライオスは妹を助けるため単身でドラゴンの元へと向かおうとする。
この一文だけを見ると、ライオスが凄くかっこいいが、妹がばっくりいかれたのはライオスのせいである。
そんなライオスの勇気ある行動に、奮い立つ残りの仲間(エルフで魔法使いのマルシルと鍵師のチルチャック)は、ライオスについて行くことを決意する。
しかし、腹が減っては戦ができぬ。ということで、金を節約し、なおかつ最短でドラゴンのもとへ到達するために、食糧は現地調達をすることになる。
つまり、ダンジョンに棲息するモンスターを食す!!
それを知ったマルシルは全力の拒否。だが、その意見は無視される。
さらに、ライオスはかなり前からモンスターに興味があったらしく、それがこじれて味が気になったらしい。
かくして、このサイコパスなリーダー・ライオスが率いる一行は、魔物食に精通するドワーフのセンシを加えて、ドラゴンを食べるためにダンジョンへ潜る!(あと妹を助けるため)
まさに弱肉強食の世界!!
モンスター料理とは思えないクオリティ
一行に加わったセンシは魔物食に精通しており、 作り上げる料理は見事な出来栄えだった。
それはあんなに嫌がっていたマルシルにさえ、こんな表情をさせてしまう。
マルシル可愛過ぎ。そして、センシの頼もしさが半端じゃない。
そのセンシにかかれば、蛇の王たるバジリスクもこの通り。
しかも、レシピが掲載されているから、これでいつでも料理が作れる!
これからダンジョンに潜る人はしっかりと覚えておこう。何気に栄養バランスまで記載されていて笑った。
あと、ローストバジリスクとか、普通にメニューに載ってたらあんまり違和感なさそう……
そのバジリスクの対処法もきっちり説明されている。
ぼくのしってるばじりすくと、なんかちがう……
その後もライオス一行は、マンドレイクやオオコウモリ、動く鎧などを食べていく。
まさにダンジョン飯!!
まとめ
モンスターって案外おいしそう。
皆もいつ異世界に飛ばされて、ダンジョンに潜らされるかわからないから、今のうちにこの「ダンジョン飯」で予習をしておこう!(マルシルの触手プレイもあるよ)
その他、電子書籍でも読めます!(トップ画面の検索から「ダンジョン飯」で検索してください)
次に読むのはこれの予定。