ばーっと色んな記事を読んでいたら、ちょっと気になるモノを発見したのでそれを読んだ感想。
指輪物語ファンが漫画家に激怒「ゴブリンやオークは変質者じゃない」│NEWSポストセブン
こちらの記事によると、「ロード・オブ・ザ・リング」の原作である「指輪物語」の海外ファンが、日本のゴブリンやオークに文句があるらしく。
簡単に説明すると、
オークやゴブリンは醜い種付け豚じゃなくて、もっと邪悪で強い存在なんだよ!!
みたいなことが書かれている。
まぁ本当にこれが海外ファンの言葉がどうか知らないけど。
空想の生物なんだから好き勝手に想像していいでしょ
で、僕がこれを最初に読んで思ったのが、「それって、ただあなたの中のオークやゴブリンの理想だよね?」ってこと。
それはそれで結構。強くて恐ろしい存在もいい。
でも、それぞれが好き勝手に想像できる空想の世界の生き物なんだから、自分の理想と違っているから「ダメ! やめて!」なんて言うのはどうかと思う。
というか、変質者のように描かれているオークやゴブリンが出てくるのって、基本的に同人誌やエロ漫画の世界だよね。
それがわかっているんだから、避けようと思えば簡単に避けられるはずなのに、わざわざそれを読んで「あーこのオークはエッチすぎる! 私の理想のオークじゃない! あ、こっちのゴブリンは集団で○○してる! エッチだ! エッチすぎる!」って怒っているんだろうか。
あと女騎士の「くっ……殺せ」とかのシーンも、僕は実のところTwitterで流れてくるネタでしか知らないけど、このファンはその後の流れもよく知っている模様。
もしかして、結構読み込んでいたりするんだろうか。ダメだダメだと言いながらも?
まぁ確かに弱いのは否定しない。
大体、オークやゴブリンは序盤で登場する雑魚キャラ、オークはよくてゴブリンを少し強化したくらいだし。
だから、「灰と幻想のグリムガル」は新鮮に感じたし、冒険のリアルさも表現されていたと思う。
でも、これらを弱く描いてしまうのは育った環境というか、触れてきた作品の影響というか、もう日本に生まれた以上は仕方ないという他ないような気もする。
僕もいつからかは分からないけど、オークやゴブリンは、醜悪で人間をさらっては冒険者やら勇者やらに全滅させられるみたいなイメージができていたし、そのきっかけがなんだったかは見当もつかない。
いつの間にかそうなっていたのだ。
純粋なファンタジー作品ファンからすると、そこに登場するキャラクターであるオークとゴブリンが変質者のような働きをするのは見るに堪えないということだろう。すべてがそういう物語ではないにせよ、あまりファンからは快く思われていないようだ。
記事の中ではこういう文章で締めくくられていたけど、「だったら見ないでよくない?」としか言いようがない。
せっかくワクワクできるファンタジーの世界を体験するのに、わざわざストレスが溜まるようなものに手を出す必要もない。
純粋なファンタジーが楽しみたいなら、それだけ楽しんでいればいいのではないだろうか。わざわざエロ方面にまで足を伸ばす必要はない。
むしろ、徹底的に避けるのではあれば、日本発の作品に触れないという手もある。
海外だって、規模はどんなものか知らないけど創作は行われているはずだろうし。
まとめ
この海外ファンは、これからも「オーク、エッチすぎる! ゴブリン、エッチすぎる!」なんて文句を言いながら、同人誌やエロ漫画をチェックする日々を過ごすのだろうか。なにそれ、楽しそう……
たぶん、日本では、これからもオークとゴブリンの扱いは変わらないと思うから、チェックするのは大変だろうがぜひ頑張ってもらいたい。
そして、時々でいいからその作品を教えてほしい。
僕も一応日本人としてチェックしておいた方がいいと思うからね!!
あとそんな海外ファンにぴったりのラノベがあった。
これは間違いなく良いオーク。邪悪じゃなさそうけど。
ど直球なタイトル。でも、海外ファンが求めているものではない。
いつか、彼が理想のオークとゴブリンに出会えることを遠い東の地から祈っている。