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絢瀬はるか主演。NHKの大河ファンタジードラマ「精霊の守り人」の全話感想まとめ

先日、放送が始まった上橋菜穂子著「守り人シリーズ」の第1章「精霊の守り人」のドラマ。

NHK放送90周年という節目の時期にあたり、この「守り人シリーズ」はこれから3年の月日をかけて放送されることが決定している。

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僕はこの原作を読んだことはなかったが、アニメ化された「精霊の守り人」を見てハマった。

女性の主人公と少年を軸に展開される物語に、最初は期待していなかったけど、2007年当時にしては美しい映像と迫力ある戦闘シーン、さらにはそれぞれの人間関係に魅了され、気づけば最後まで鑑賞していた。

 

そして、今回この作品が実写化されると知り、せっかくなので見てみようと思った。

主演である絢瀬はるかが、女丈夫である主人公をどう演じるのか。また、藤原竜也がこのドラマにかかわっているのも見てみたいと思った一因である。

精霊の守り人」とは

まずは、この作品について知らない人のためにざっくりとした説明から。

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主人公はこの2人、女用心棒であるバルサと新ヨゴ国の第二皇子であるチャグム。

今回、このバルサを演じるのが絢瀬はるか。チャグムを演じるのが小林颯(かい)。

バルサは「短槍使いのバルサ」という通り名があるほどの凄腕の用心棒であり、出身は新ヨゴ国の隣にあるカンバル王国。彼女の父はその国の王の主治医を務めていたが、政争に巻き込まれたため、友人にバルサを託した。

その父の友人であるジグロ・ムサ(吉川晃司)とともに逃亡生活を送る中で、短槍の達人であるジグロから短槍の扱い方を習う。

ジグロの死後は、その技術を活かして用心棒家業を生業としており、商人たちからの信頼は厚い。

 

一方、チャグムは新ヨゴ国の皇帝(藤原竜也)と第二妃である二ノ妃(木村文乃)の息子であるが、水の精霊の卵を宿していることから帝に命を狙われている。

これは新ヨゴ国が、水の妖を退治した初代皇帝トルガルによって建国されたとされているため、帝は、その水の妖を宿られたチャグムの存在が国の威信を崩壊させると恐れていることが原因。

 

そして、息子の命が帝に狙われていることを知った二ノ妃は、一度チャグムの命を救ってくれたバルサに用心棒をお願いするところから物語が始まる。 

 

その他の詳しい人物像、人間関係についてはNHKのHPをどうぞ。

登場人物|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー

 

 ついでに、この作品の世界観についても触れておく。

この世界には、目に見える人間の世界(サグ)と目に見えない精霊の世界(ナユグ)があり、この二つの世界は同じ時、同じ場所に重なって存在する。

呪術師は呪術によってナユグを見たりそこの生き物と話したりできる。また、ごく一部の人間(主に子供)は、呪術を用いなくてもナユグが見えることがある。まれにサグとナユグの交わる場所があり、カンバルの山の底、青霧山脈の谷間などがそうである。

物語に主に登場する国は、新ヨゴ皇国、カンバル王国、サンガル王国、ロタ王国の 4 国だが、後半になると海の向こうの大国であるタルシュ帝国およびそれに征服された枝国(属国)も登場する。

言語は国によって異なり、国によって宗教も異なる。

ウィキペディアより)

 

ドラマ版は4話構成

アニメの方は24話構成だったので、最初に知ったときは「随分凝縮してきたな」という印象。

では、なぜ3年がかりで放送されるかというと、この「守り人シリーズ」は精霊の守り人で終わりではなく、その後も「闇の守り人」「夢の守り人」「神の守り人」といった具合に続編があり、原作は全12巻の構成となっている。

今回、2016年3月から放送されるのはそのうちの「精霊の守り人」のみであり、2017年に9話構成で放送、さらに2018年に9話構成で完結という予定。

結構気の長い話ではあるが、内容はかなりおすすめなので見てもらいたい。

 

また、この物語を知らない人はドラマを見たあとでもいいので、アニメ版もよかったら見てほしい!

ドラマは4話で放送されるため、かなりの部分を省略されることになるだろうけど、アニメの方ではそこを補完するほど丁寧に描かれている。

 

さらに、よりこの作品を知りたい方は原作をどうぞ。

 ドラマ「精霊の守り人」の全話あらすじと感想

これから、ドラマを見るたびに更新していく。と言っても4話のみだけど。

第一回「女用心棒バルサ

あらすじ:

 女用心棒のバルサ綾瀬はるか)は、暴れる牛車から王子チャグム(小林颯)が崖下に落ちるのを目撃し、川からチャグムを助け出すが、駆けつけた王宮の密偵・狩人たちは礼を言うどころかバルサを捕まえる。

王宮の地下牢につながれたバルサだったが、チャグムの母・二ノ妃(木村文乃)によって解放され、チャグムを連れて王宮から逃げるよう頼まれる。

チャグムには水の魔物が取りつき、それを嫌った帝(藤原竜也)から命を狙われていると言うのだ。「用心棒として雇いたい」と言われたバルサは、仕方なくチャグムを連れて王宮を後にする。

まだ幼く、しかも気位だけは高い王子を連れて、バルサの逃避行が始まった…!

第1回 「女用心棒バルサ」|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー

 

感想:

絢瀬はるかが女丈夫であるバルサを演じることに、最初は戸惑いがあったけど案外いける。僕の中では、どうしても「絢瀬はるか=ぽわぽわした感じ」みたいな印象があったけど、やっぱり女優なんだなと再認識させられた。

戦闘シーンも中々迫力あるものに仕上がっていて満足。槍の戦闘は、剣とまた一味違っていい…

そして、絢瀬はるかがかっこいい!

また、チャグム役の小林颯の演技もかなり良い感じ。チャグムの物知らずな感じを見事に演じ切っているし、中でも特に気に入ったのが「見るからに嫌そうな表情」(笑)

さらに、藤原竜也演じる帝の冷酷さは言わずもがな、あまり注目していなかった林遣都もかなりはまり役で殺伐とした物語の中で癒しを感じた。

 

あと今回は僅かの登場となったけど、呪術師という怪しさ満点の役柄を演じる高島礼子をもっと見たいと思った。

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インパクトは十分! 次回の登場が楽しみ。

そして、次回はバルサと縁の深いタンダ(東出昌大)も登場する。

何気に東出昌大が演技をするところを見るのは初めてなので、ここも楽しみにしている(映画「クローズ エクスプロードも気になったけど、結局見ていないので)。

 

なんだかんだで結構楽しめる出来となっていたので、これから先も安心して見ることができそう。

今週見逃してしまった方は、NHKで3/26(土)午前0:10~の再放送があるので要チェック。

 

第二回「王子に宿りしもの」

あらすじ:

追っ手の狩人たちとの戦いで危機一髪のバルサを救ったのは、チャグムの不思議な能力だった。チャグムの叫びに呼応するように川の水が狩人を押し流したのだ。

満身創痍(い)のバルサは幼なじみで呪術師見習いのタンダ(東出昌大)の手当で、一命をとりとめる。

その頃、王子に何が起きたのかを調べていた星読博士のシュガ(林遣都)は、呪術師のトロガイ(高島礼子)から、王子には精霊の卵が産み付けられたのではないかと聞かされる。それは魔物を退治して建国したと伝えられる新ヨゴ国の神話を否定することになり、帝の神性を否定することだった…!

第2回 「王子に宿りしもの」|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー

 

感想:

トロガイは高島礼子だと言われないとわからないくらいの見事な演技。

あと精霊の世界の水の民ってあんなにヘンテコな顔だったっけ? その顔を見て、ホラーゲームの青鬼を思い出した。

そして、やっぱり星読博士であるシュガは癒し(笑) 水の民と交信しているトロガイを溺れかけていると勘違いして邪魔してしまうシーン好き。

そんなシュガはヨゴの裏歴史を紐解くことになり、チャグム達の今後に大きく関わってくる。

 

それと精霊の卵を狙ってラルンガが姿を現したけど、靄のような表現で止めておいたのは正解だったような気がする。下手にCGを使用するとチープな感じが出てしまったりするし。

でも、この物語の最後は結構壮大な景色が広がっていたはずだから、そこをどう表現するのかも楽しみにしたい。

 

第三回「冬ごもりの誓い」

あらすじ:

チャグムに宿る精霊の卵を狙うラルンガから逃れたバルサは、狩穴と呼ばれる山中の洞窟に逃げ込む。

雪を嫌う化け物をやり過ごすための冬ごもり。その間にも卵は育ち、チャグムはもうひとつの世界〈ナユグ〉の闇に引きずり込まれる。

恐怖と闘うチャグムをバルサは抱きしめ、かつて自分を守ってくれたジグロ(吉川晃司)のことを語り始める。

バルサの傷を知ったチャグムは自分も運命から逃げないことを誓うが、その頃王宮では皇太子が急な熱病に冒されていた。後継者を失うとうろたえる帝に、聖導師(平幹二朗)はチャグムを呼び戻すよう進言する。そして、春が来た…。

第3回 「冬ごもりの誓い」|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー

 感想:

冬こもりの間に精神的に大きく成長するチャグム。

一方、第一皇子が謎の病に冒されてなお、その原因をチャグムにあると思い込み奇行を繰り返す帝。

その裏で暗躍する聖導師。素知らぬ顔で第一皇子を毒殺にかかるって怖い。

 

そして、次回はついに最終回。やっぱり4話って色々と短すぎた印象が強い。

 

第4回「決戦のとき」

あらすじ:

ラルンガの襲撃を何とかかわしたバルサだが、救い出したチャグムは何者かに操られるようにバルサの腕をすりぬけ森の中に消えてしまった。

帝の密命でチャグムの命を狙う狩人・ジン(松田悟志)と、どちらが先にチャグムを見つけるか、手に汗握る追跡劇が始まる。

一方、王宮に連行されたトロガイはシュガとともに伝説に残るラルンガ退治の方法を探り、伝説に隠されたある真実に気づく。

その頃、チャグムは吸い寄せられるようにサーナンと呼ばれる伝説の水源にたどりついていた。そして卵を狙うラルンガの殺気がチャグムに忍び寄る…。

第4回 「決戦のとき」|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー

 

放送は4/9(土)21時から

 

まとめ

演じている俳優さんたちにも満足だけど、やっぱりこの作品は根幹にある物語が面白い!

ドラマ版ではその物語の完結まで放送される予定だけど、僕としてはアニメでも完結まで放送してほしいという思いがなきにしもあらず。

あと3年がかりというのはさすがに間の期間が空きすぎていて、最後まで作品を追いかけてくれる人が 減ってしまうんじゃないかといらん心配をしてしまう。

 

本当に面白い作品だから、より多くの人に見てもらいたい!