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いつまでも夢見る少年でいたい

イラスト、ゲーム、アニメを中心に気になったもの・ことについて書いています。

【Charlotte(シャーロット)13話(最終回)感想】謎は謎のまま。モヤモヤした終わり方で、評価としては微妙な作品に。

 

隻眼の死神:

海外へ渡った有宇はまずグループのリーダーに接触を図ります。

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そして、能力を奪うついでに脅して、第一の目標であった探知能力者の情報を聞き出します。
その後、目的の能力者を見つけると、問答無用でその能力を奪います。
これで能力者探しが楽になり、さらにこの能力は熊耳の上位互換とも言うべき完璧な探知能力であることが判明します。
それは地図を開けば、そこに存在する能力者の動きがわかるというもの。まさか、初っ端でこんな便利な能力が手に入るなんて……これなら1話で全ての能力者を見つけることも可能だ!(ご都合主義)

さらに次は翻訳の力を手に入れます。これでどこへ飛ぼうが現地の人間の会話を知ることができます。

 

 

そして、その力を利用して、能力を集めるうちに有宇の首には賞金がかけられるようになります。しかも二つ名付きで。

その二つ名は「隻眼の死神」。

もう一度言います。「隻・眼・の・死・神」(笑)

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有宇もその名を知ったときは思わず赤面。

これはさすがの僕でも受け入れられません。あんまりにも直球すぎて鳥肌がたつ代物。取扱い注意の名の代表格です。

 

こうして、有宇は狙われる身となりましたが、それまでにも奪った能力が蓄積されている有宇にとって問題にはなりません。

そして、能力を奪うたびに便利な力も増えていきます。奪った能力が何かを知ることができる力。寝なくても活動できる力。さらには治癒の力。

治癒の力の持ち主である少女は、善意からケガをしていた人を治しているようでしたが、それも奪いました。本来なら合ってはならない力だから。
有宇の行動は正しいですが、この後の少女の未来を考えると胸が痛いです。
これまで誰でも治してくれていたのに、突然その能力が使ってくれなくなる。治してもらえて当然となっていた人々はそれで納得できるのでしょうか?
しかも、その少女もなぜ能力が使えなくなったのか分からないまま。混乱が起きそうです。

 

そして、治癒の力を手に入れた有宇は、右目を治すチャンスを得ました。
右目を治せば、またタイムリープを行うことできます。そうすれば、熊耳の死を避けることも可能。
しかし、有宇は「これ以上、人の理をねじまげてはいけない」という信条から、右目を治しませんでした。

一体、いつからそんな信条をもつようになったのか謎です。
しかも人の理なんて、既に隼翼が何度もねじまげているのだから今更な気がします……
タイムリープを行って、熊耳を助けてから、今の能力者探しを行ってもいいのでは?

急にこんなことを言いだした有宇に首をかしげざるを得ません。まぁこの1話で全てを詰め込まなくてならないという状況だからでしょう。熊耳を助けていては物語が終われないと。


その後もどんどん能力を奪い、その度に有宇は精神をすり減らしていきます。

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ついには悪夢にうなされ、崩壊の能力が発動し、それを敵襲と勘違いして通行人を殺そうとしてしまいます。

それでも奈緒との約束を胸に前へ進む有宇。

しかし、最後には奈緒がプレゼントしてくれた単語帳をなぜ大事にしているのかさえわからなくなり、それを『汚い』と罵り蹴飛ばします。

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しかし記憶がなくとも心が覚えていたのか、その後すぐに駈け寄って涙を流します。

そして、またゆっくりと歩き出します。

 

 

ただ約束を果たすために:

消耗の激しい有宇ですが、それを補って余りある特殊能力の数々。

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弾丸を止めるとそのまま分解。

さらに再構築の力も利用し、銃を黄金に変えたりします。分解と再構築は、「鋼の錬金術師」を思い出しました。確か、あの世界では錬金術で黄金を作り出すのは禁止されているんでしたよね。
しかし、こちらではそんな法律もなく、金が作り放題。そりゃ大事にされるはずです。

 

また前の世界の有宇達同様、研究所に監禁されている能力者たちもいました。彼らの能力ももちろん全て奪います。

その中の一つである転移の能力で移動はさらに楽に。転移能力といえば「とある魔術の禁書目録」が頭をよぎります。黒子可愛い。


そして、最後の能力者は北京の郊外にいました。その力は勇気。どんな危険にもひるまず立ち向かえるという少年ジャンプでなら重宝されそうな力です。

それを奪い、ようやく約束は果たされました。

しかし、肉体を酷使し精神を摩耗した有宇は、賞金に目がくらんだ貧民の不意打ちにも倒されるほど弱っていました。
そして、そのまま倒れてしまいます。その様子を確認した貧民は喜び、急いで有宇へと近づきます。

  

そこで隼翼がヘリに乗って華麗に登場!!

 

窮地にあった有宇を間一髪で助け出します。
……いやいやいや、隼翼はなんで有宇の居場所がわかったのかがわかりません。
有宇はこれより前に崩壊が発動したときに、建物と一緒に携帯などの通信機器もぶっ壊してしまっています。
その後は、ただ約束を果たすため幽鬼のようになりながら、世界各国を回っていました。その姿を追うことなど不可能なはず。
そんな有宇を一体どうやって探し出したのか。

隼翼の乗っていたヘリには、首都公安の文字があったので中国の警察機関を動かしたようですが、そこまでの力があって、アジア圏に有宇が戻ってきたら情報が入るようにしていたんでしょうか。もしかして有宇にチップとか埋め込んであったり……そんな変な考えしか浮かんできません。
タイミングよく&ピンポイントで現れすぎて笑いました。

 

 

再会:

そして、訪れるエンディング。

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奈緒とは無事に再会。しかし、有宇は奈緒のことを覚えておらず、奈緒が「恋人です」と約束のことを持ち出してもぼんやりしています。
奈緒曰く、能力の奪いすぎによって脳を圧迫しているから。しゃべれるだけでも運がいいらしい。

あれ……これもなんか「とある魔術の禁書目録」であったような。10万冊以上の魔導書全てを記憶していると、脳の記憶部分がほとんど使用されてしまうため、1年しか記憶を留めておくことができない。だから1年ごとに記憶を消去しないと……みたいな。

 

反応の薄い有宇に対して、それでも無事帰って来たことを喜び、涙を流す奈緒。有宇はそんな奈緒を慰めます。

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有宇の手を奈緒がニギニギと触るこのシーンがいい。有宇という存在が無事戻って来たというのを実感している感じがします。

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最後に改めて「おかえりなさい」と言葉をかけます。

 

その後は平和な日常が戻ってきて、めでたしめでたし……ですが、僕は正直言ってあまり感動できませんでした。
ハッピーエンドで終わってくれたのは嬉しいです。しかし、1話にぎゅうぎゅうに詰め込まれた内容で、途中途中にBGMで良い感じの雰囲気を出そうとしても、感情移入できず「ああ、ふーん…まぁよかったね」と思う程度でした。

あと、ジエンドとかサラの意味深な言葉はなんだったのか? なぜ有宇はサラの歌「トリガー」で前の世界での記憶を完全に取り戻したのか? さらに有宇はそれ以前から記憶の断片を思い出していたのはなぜか?

物語を通して、ジエンドが関係しているはずですが、その正体も結局わからずじまい。

分からないことがそのままでモヤモヤが残ったままです。

 

ぶっちゃけ、評価としてはすごい微妙。

物語の最初が良かっただけに失速しまくって、最後はエンストして停止したって感じです。
終わり良ければ全て良しなのに、その肝心な終わりがこれでは……とても残念でした。

ただ一つ言えるとしたら、

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奈緒がものすごく可愛かった!!!